先日、カーオーディオを交換したのですが、電源すら入りませんでした。 オーディオが必要としている電源容量が確保できていなかったようです。 AZ−1の電源はお世辞にも良いとは言えない様で、「セルが回らない病」の原因にもなっています。 純正のワイヤーハーネスが貧弱な上に、バッテリーから運転席までの距離が長く、電圧降下が思いのほか大きいのでしょうか。 大昔のオーディオなら、そのスペックでも何とかなるのかもしれませんが、現在の機器を繋ぐとなると、かなり辛いのでしょう。 その対策として、多くのAZ−1ユーザが実施しているのが、バッテリーから直接、高品質なハーネスを使って電源を供給するシステムです。 ちなみに、今回、使用した電源キットは、オーディオテクニカ製の「車載用30Aリレーキット TRK10/3.0」という製品でした。
太いハーネスを使い、直接バッテリーからダッシュボードまで電源を引きます。 勿論、キーのON・OFFにリレーを使って連動させます。 バッテリーから直ぐのところに30Aのヒューズが付いていました。 これにより、有事にハーネスが燃える距離を短くできますから、車両火災のリスクを少しでも減らす事ができるのです。 このキットの良いところは、入手しやすいATCヒューズを採用しているところでしょうか。
今回増設するハーネスは、純正のハーネスを室内に引き入れている配管に沿って施工しました。 ハーネスは保護パイプで養生して、純正の配管にタイラップでまとめて、防水対策もバッチリです。 ちなみに、純正ハーネスの室内への引き込み口は、運転席の後ろ下にあります。 尚、作業は大手カー用品店のオートバックスにお願いしました。 費用は、電源キットが4千円、工賃がオーディオの取り付けと同時で7千円といったところです。