Owner's words
追悼…… さらば愛しの1号
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1号がお亡くなりになり、はやひと月の歳月が流れました。
2号のおかげで悲しみも幾分癒え、肩についたシートベルトのあざも薄らいできた今日この頃…… 平常の生活を取り戻しつつありますが、ふと1号の事を思うと、まだまだ心に残った罪悪感が込み上げてきます。 ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、愛しの1号…… 君の事は一生わすれないよ、短い間だったけど、いい思い出をありがとう。 だから…… だから、成仏してね…… 化けてでないでね…… |
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それは年明けのとある深夜の出来事でした。
久しぶりに遠出した私は、ある国道を快調に飛ばしていました。ヘアピンが連続するその道は国道とは名ばかりで、車線も無い単なる山道です。もちろん道沿いに民家も無く、暗く冷たい夜の空気に1号のエンジン音だけが響いていました。
その夜は快調なエンジンにかなり気分よく運転していたと思います。決して無理な運転をしていた訳でなく、あくまでもマイペースに運転を楽しむレベルで走っていました。
そして、そのガードレールの先には、コンクリートウォールがありました…… 普段から左足をブレーキにのせてコーナリングする癖が幸いして、すぐに減速を開始できました。
ドン! という鈍い音…… テールランプの光と、つけたおぼえの無い右ウィンカーの点滅が、白いガードレールの色を定期的に赤と黄色に変えていました。 それから2時間、後続車が来るのを、寒空の下で待ちました。
あぁ、反省…… そして、1号に合掌…… (みなさん御一緒に……)
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