Trouble

オイル漏れ

 

 

 
 
これまでに、何度も冷却水漏れを起こしていたエンジンですが、実は、その根本原因はエンジンからのオイル漏れだったのです。

漏れた高温のオイルが、冷却水のパイプを蝕んでいたのでした。

それを知りつつも、これまでは小手先の修理だけで済ましてきた訳なのですが、今回、本腰を入れて修理することにします。

エンジンを下しての大改修になりますから、この際、思い切って部品を交換することにしました。

オイル漏れの原因の、ガスケットやシール類は勿論、プーリーやオイルポンプ、タイミングベルトにクラッチ、エンジンマウントやホース類なども、ほぼ全とっかえです。


車は入庫してから約1ヶ月かかって、やっと戻ってきました。

まずは、焦げ臭かったエンジンルームが無臭になったのが嬉しい限りです。

大袈裟ですが、前は出火覚悟で運転していましたから、これからは安心して回せます。

そして、エンジン音が劇的に静かになりました。 その反動で、これまで気にならなかったタペット音がかなり耳に付くようになった感じです。


さっそく、走り慣れた峠道を流してみますが、久しぶりに回したエンジンは少し重めの印象でしょうか。

フル加速時にしていた異音は、クラッチ交換で改善したようです。

エンジンマウント交換の恩恵か、アクセルのオン・オフに伴うショックが少なくなって、荷重移動の挙動が安定したように感じます。

今回の整備については概ね良かったと思うのですが、それによって、他の悪いところが気になり始めたので、これからレストアの無限ループに陥りそうなのが怖いところです。



 
 
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