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変わらないもの
  
 

 
 
間接照明

インパネの照明は、間接照明です。
一般的にみられる、文字板が発光するタイプではありません。
ダイヤル操作で照度の調節が出来ます。

ちなみに、室内灯が消える際は、ゆっくりと暗くなります。


一本レバー

ハンドル周りのレバーは、左側に一本しかありません。
これは、ウィンカー操作を絶対に間違えない様にとの配慮です。

先日、友人のVWを運転しましたが、私に欧州車のウィンカー・レバーは左側だという予備知識があったので困りませんでしたが、普通だと絶対に間違ってしまう事でしょう。

とは言え、右ハンドルで左側にウィンカー・レバーがあると言う事は、シフト操作と同時にウィンカー操作を行えない訳で、さすがにこれは如何なものかと思う次第です。


ライトスイッチ

ライト・スイッチは、相変わらず操作しにくい位置にあります。

ダイヤル式なのは、厚手の手袋をした状態でも操作できる様、寒い国の車ならではの配慮がなされています。
しかし、オートライトの設定で、その煩わしさからも開放された感があります。


ドアロック

ドアロックをすれば、外からは開きませんが、内からは簡単に開いてしまいます。
ドアが施錠されていても、内側のノブを操作すれば、開錠されドアが開きます。これは全席で同一の仕様です。

勿論、後席にはチャイルド・ロックが完備されています。
以前、国産車の様にロックすれば内側からも開かないと勘違いしてか、走行中にドアを開けられた事がありました。
それ以来、念の為、後席は常にチャイルドロックをオンにしています。


オープナー

車内から操作できるオープナーは、ボンネットだけです。

リア・ハッチ(トランク)や給油口にはオープナーが存在しないのです。
冷静に考えれば、リアハッチやヒューエル・リッドを開ける際には、必ず人がその前に立つのですから、わざわざ室内から操作する必要はないのです。

ちなみに、どうしてボンネットにだけオープナーがあるのかの理由は知りません。


ドアハンドル

グリップ式のドアハンドルです。

今では国産車にも多く見られるようになりましたが、一時、空力最優先のデザインが横行した時代に各メーカーがボディと一面化したノブを自慢していた時でさえ、メルセデスは頑なにグリップ式に拘っていました。
これは、緊急時に外部から開け易い様にとの配慮です。

最近のモデルには、有事でのボディ切断位置まで明示されています。
これは、ダイアナ妃が死亡した事故の際、ボディ切断に及んだ救出に手間取った教訓が生かされているのではないでしょうか。


 
 
 
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