フロントスポイラー高

Trouble

フロント・スポイラー高

トラブルという訳ではありませんが、Ｗ１６９に限らずＡクラス全般の運転に言える注意事項です。
Ａクラスのフロントスポイラー下の最低地上高は異常と思えるほど低いので、かなりの気を使う必要があります。

その車高の高さに安心してうっかりしていると、確実に駐車場の車止めにぶつかってしまいます。

この異常なまでにフロントの最低地上高が低いのには理由があります。

それは、オーバーハングが極端に短いメルセデスの様な車で、雨の日に高速で水溜りに突っ込んだ時にわかります。

タイヤが踏んだ水しぶきは主に前と横方向に飛ばされますが、前方向に飛んだ水しぶきは、フロント･スポイラー下をくぐって飛び、そしてフロント・ウィンドウに降ってきます。

これは実際に遭遇しなければ、その恐怖を実感できないと思いますが、一瞬にして視界がゼロになり、水溜りを通過するまで途絶えません。
特に、水溜りができやすい左側にハンドルがある場合はかなり危険です。

それを嫌って、最低地上高を犠牲にしてまで、前側に飛ぶ水しぶきをフロント・スポイラーで落とそうと努力している訳です。