Trouble

エンジン系
 

メルセデス・ユーザーの一番の悩み事は、「オーバー・ヒート」ではないでしょうか。
勿論、正常な状態ではオーバーヒートしません。

メルセデスのラジエターはコアが細く、国産車用のLLCは合わない様です。メルセデスを知らない整備工場で、緑や赤のLLCを入れられると、次第にコアが詰まって、その数年後には悲惨な状態が待っています。
また、サーモスタットなどの寿命が国産車に比べて短く、個体差も大きい様で、交換をサボって夏を迎えると、ガンガン水温が上がって気が気ではなくなります。

LLCは無色純正を入れる、サーモは定期的に交換するのがメルセデス乗りの常識です。
 

 

 
 
◆ カムカバーからのオイル漏れ ◆
それはある日、何気なく気付きました。 
暫く走って、信号待ちをしている時、焦げくさい臭いが車内に充満しました。車を停めてボンネットを開けてみると、右バンクの奥から、モウモウと煙が立ち上がっています。 
よく見ると、カムカバーとブロックの間からオイルが漏れており、漏れたオイルがエキパイに到達して焦げていました。 
パッキンを交換したのですが、オイル漏れは直らないので、そのままにしています。 

 
◆ オイルパン付近からのオイル漏れ ◆
数年前から車がオイル臭くなっていました。
室内はそうでも無いのですが、車の周囲はオイルの焦げる匂いで、今にも爆発しそうです。
カムカバーからオイルが漏れているのは知っているので、あまり気にしない様にしていましたが、駐車スペースの床にだんだん漏れたオイルが広がってきて、急に不安になってしまいました。

調べてもらうと、オイルパン付近から漏れている様子です。
漏れている個所は見当がつくらしいのですが、その部分のパッキンを交換する為にはミッションを下ろさなければいけないらしく、「大体、15万円ぐらいですかね」と言い放つ工場の言葉にクラクラしてしまいました。
とりあえず、オイル漏れが止まると噂の添加剤を入れて様子を見る事にします。

工場におまかせなので添加剤の商品名は不明ですが、3000円×2本で6000円です。
これで直れば安いものですが、どうなる事やら……


 
◆ 夏場のオーバーヒート ◆
突然、夏場にオーバーヒートする様になってしまいました。 

オーバーヒートするといっても、水温計で110℃程度まで針が上がるだけで、完全にオーバーヒートする訳ではありません。 
水温計の針がピタリと止まって動かない日本車に乗っていると、水温計が動く事自体にビックリしてしまいます。 

オーバーヒート時にラジエターを冷却する補助の電動ファンがついていますが、動いたり動かなかったりで、壊れているのか正常なのかよく分かりません。 
サーモスタットを交換すればよいのかもしれませんが、走っているうちは水温は安定しているので、そのままにして2年が経っています。 
今度の車検で交換してみるつもりです。 

<追記>
4月の車検でサーモスタットとクーラント(無色純正)を交換しました。
真夏の炎天下でも水温計の針は100℃を超える事がなくなりました。
心配事が一つ減って、すごくうれしい。
 


 
 
◆ 油圧不安定 ◆
ある日、時計が動かなくなり、メーターごと修理に出したのですが、戻ってきてから油圧計の針が小刻みに揺れるようになりました。どこか接触が悪いだけなのかもしれません。

小刻みに揺れるといっても、アイドリングの際に1.5あたりで揺れるだけでエンジンの回転を上げてしまえば揺れも止まる(回転を上げると油圧計のメーターを針が振り切って3の位置で止まる)ので、ついそのままにしています。 

オーバーヒートの際には、水温が上昇するに従って油圧が下がるのでハラハラしてしまいますが、それにも慣れてしまいました。 

最近では「こんなもんだ」と思ってしまっています。
 


 
 
◆ アイドリング不安定 ◆

矢印はグリグリした端子
そろそろ本格的に寒くなってきた11月、久しぶりに420SELを動かしました。
何故だか、いつもより加速が良いのです。気温が低いと空気の密度が上がって、エンジンの調子が良くなる(と感じる)のです。

御機嫌になった私をショックが襲うのは次の信号待ちです。
「グワーン(注:エンジン音)」
「あれ? いつもよりうるさいなぁ…… ややっ、これは……」
回転計の針は1100回転を示していました。いつもは、6〜700回転ぐらいです。
慌ててセレクタをNに戻すと、針は一気に2500の目盛まで到達してしまいました。

その日の外出は諦めて自宅に戻るなり、インターネットのMB−NETへアクセスします。
MB−NETでは、ご親切なK氏にご教示頂きました。
「何々? えあこんとろーるばるぶ? すいおんせんさー?」
メカオンチの私には、何が何処にあってどうなっているのか分かりません……

とりあえず、目に見える所にある端子をグリグリ触って、軽くレーシングしてみると……
「あ、直っちゃった……」
何だったんでしょう? でも、ま、直ったんだから、これで良しとしましょう。

でも心配だから、次の点検で、エアコントロールバルブと水温センサーは交換しようと思います(油圧も不安定なので、ついでに油圧センサーも)。
 


 
◆ アイドリング不安定(その2) ◆
またまた、アイドリングが2500回転になってしまいました。

今度は、端子をグリグリしても直りません。仕方が無いので修理へ出す事にしました。
修理に出してから戻って来るまで2週間もかかりました。思わぬ長期入院にかなりブルーな私です。もちろん、心配事は請求書の「0」の数です。

今回のアイドリング不調の原因は、メイン・リレーの故障でした。電気信号がリレーからレギュレーターへ行ってなかった様です。

W126のKジェトロは、アイドリングのみ電子制御らしいです(聞きかじり)。これじゃ、アイドリングだけ不調になる訳です。

レギュレーターも点検してもらいましたが、異常なしとの事でした。

リレーを交換してすっかり直りました。部品代は、14,300円です。工賃は、今回、エアコン不調の点検と同時にお願いしたので、リレー交換のみの工賃が特定できませんが、とりあえず、18,500円でした。

ちなみに、ボンネットを開けて見ますが、どれがメイン・リレーなのか全然分かりません(ボンネットの中には無いのかな?)。なので、画像はヒューズボックスです(すいません)。
 


 
 
 
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