Impression

AT
 

かつてのメルセデスのATは2速発進でした。
そのしなやかなスタートは大変心地よいものですが、その価値観を否定する無粋な輩があまりに多く、今では殆どのメルセデスが1速発進となってしまいました。

国産車に比べると、メルセデスのATは脆い様です。
これを壊さずに30万キロを走れれば、立派なメルセデス・フリークと言えるでしょう。
 

 

 
 
420SELのATは2速発進です。 

ストップ&ゴーの連続する日本には、あまり向かないと感じています。何故、2速発進なのかには意味があるらしいのですがよく知りません。 

1速で発進したければ、出だしでアクセルを床まで踏んで、1速にキックダウンさせればよいのですが、その後の強烈な加速は、他車と足並みがそろいません。 
まぁ、その気になれば(アクセルを少し多めに踏めば)2速で発進しても充分他車をリードできますが、ATへの負担を考えてゆっくり発進しています。 

メルセデスのATは、国産車によくある3速+ODではなく、B+3速の4速ATです。 
Bはロックアップの1速で、重いキャンピングカー等を牽引しながら、急な坂道をゆっくり下る時などに使うそうです。 

私は下品な加速を楽しみたい時に使っています。 
 


 
ジグザグゲートのATセレクタはメルセデスの特徴でしたが、その特許も切れたせいか、国産車にも多くこのスタイルが採用されています。 

国産車のジグザグゲートはデザインだけのもので、メルセデスの物とは完全に思想が異なる様です。 

このジグザグゲートの形は色々とあるみたいですが、何故、色々あるのかは知りません。


 
 
 
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