Interior

インパネ
 

長年守りつづけてきたメルセデスのインパネのデザインは、今が過渡期の様です。
伝統の3連メーターも間接照明も、もうありません。
全てにおいて安全性能を優先して設計されてきた価値観が現行のメルセデスには無いのです。

ダッシュボードなどのウッドパネルは、アルミ板とのサンドイッチ構造になっている事はあまり知られていません。
これは、何らかの理由でウッドパネルが割れる事態が発生した場合、鋭い割れ口がドライバーを傷つける事を恐れて、割れない配慮がしてあるのです。
こうした配慮は様々な部分に及び、その積み重ねで、今の安全神話があると言っても過言ではありません。
 

 

 
 
これがメルセデスのインパネです。このレイアウトは全車共通です。 
現在、走行距離数は14万キロです。 

3連メーター風ですが、真中のメーターが速度計、左のメーター(丸)には、水温計、油圧系、燃料計、燃費計が所狭しと入っています。右のメーターの中は、回転計と時計です。 

速度計の50〜60kmの間に黄色いゼブラゾーンがあるのですが、これは推奨経済速度の意味です。

各種警告灯の真中にはデジタルの外気温計があります。 
この外気温計、路面が凍りつく季節にはかなり重宝します。道路脇に設置してある温度計より常に0.5℃程高く表示されているところを見ると、かなり精度が良い様です。
センサーはフロントバンパーの内側にあるのですが、夏場などの渋滞では、エンジンの熱でかなり表示温度が上がってしまうのはご愛嬌です。

ハンドルの付根の棒(?)に生えている棒はオートクルーズのスイッチです。 
 


 
ライトのスイッチ(ダイヤル)はこんな所にあります。光軸の微調整もできます。慣れないと、ライトを点灯させるたびに蛇行してしまいます。 

左ハンドルなので、ウィンカーレバーは左側にあります。ウィンカーレバーを回すとワイパーが動きます。 
ワイパーに間欠モードはありますが、間欠の時間を調整する機能はありません。
間欠モードでは、稀に2回続けて動作する事があるのですが、きっと意味のある事だと思われます。

左下の黒いレバーは、足踏み式パーキング・ブレーキのリリース・レバーです。
 


 
 
 
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